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車の廃車とスクラップの違いと業者の選び方

廃車とスクラップ

不要になった車の処分方法には大きく廃車とスクラップの2つの選択肢が用意されています。一見するとどちらも同じように感じられますが、実際は大きく異なるので注意が必要です。廃車は車を手放すための事務手続きのことで、スクラップは車を解体する作業のことを指します。

売却や下取りではなくスクラップとして処分をする場合は、最初に廃車手続きを行った後、所定の場所で解体作業というのが基本の流れです。

利用を考えている人の中には不用品を引き取る廃品回収と混同して高い費用を請求されるとイメージしている人も少なくありません。しかしこれは間違った認識で、スクラップは解体時にパーツの状態を確かめて正常な物は再利用する形を取ります。そのため、車の状態次第では高額な値段で買取をしてもらえるケースも珍しくありません。場合によっては中古車業者に買取を依頼するよりも高値が付くこともあります。

業者にスクラップを依頼するに当たって気を付けなくてはいけないのが信頼性です。自家用車の所有率が高めの日本ではスクラップを専門とする業者はたくさんありますが、中には正式な認可を受けずに営業している所もあります。こうした違法な業者に依頼をしてしまうと後々トラブルに発展することもあるので事前に許可証があることを確かめることが大切です。

前述したようにスクラップは業者が買取という形で車を引き取ってくれますが、金額についての明確な基準はありません。同じ車でも業者によって数万円以上違いが出ることもあるので複数から見積もりを取って少しでも高く引き取ってくれる所を選ぶのが基本です。

処分の手間を減らしたいのであれば、廃車の手続きから解体作業まで全て請け負ってくれる業者が最適と言えます。